こんにちは! KIPPO Academyの高司です。
KIPPO Academyでは、発達障がい・不登校のお子様に対する教育支援を提供しております。
さて、今日のテーマは発達障がい×オンライン教育支援 -オンライン教育支援のメリット5選-です。
発達障がいの子どもたちにオンライン教育支援は可能です。
子ども達のアウトプット、支援時に使用したツールや環境設定については、過去の記事をご覧ください。
発達障がい・不登校支援のKIPPO Academy
こんにちは! KIPPO Academyの高司です。高司は「たかし」と読みます。名前みたいな苗字です笑 KIPPO Academyでは、発達障がい・不登校のお子様に対する教育支援を提供しております。...
オンラインの教育支援でもオンラインだからこそのメリットがあります。
KIPPO Academyでは緊急事態宣言後からオンライン支援を実施してきました。
では、この2ヶ月ほどオンライン支援で感じたメリットを、ご紹介します。
①物理的距離に関係なくコミュニケーションできる

②子どものITスキルが上昇する(ハードウェア)

ITスキルと言っても多岐にわたりますが、「情報機器活用能力」「ソフトウェア活用能力」この2つのスキルは必ず上昇します。
「情報機器活用能力」とは、PCやiPad, iPhoneなどの情報機器(ハードウェア)を活用できる能力のことです。ボタンを押して起動・シャットダウンはもちろんのこと、AとBをケーブルで接続する、wifiに接続する、相手から見えやすいようにカメラの位置を調整する、タイピングしやすいようにキーボードの種類や位置を調整する、目の疲労が軽減されるようにブルーライトカットを装備するetc…
これらは、情報社会を生きる私たちにとって必要なスキルです。「ハードウェアをどうしたらより良く使用できるのか?」という問いから始まるこれらの試行錯誤によって、自然とスキルが備わってくるのです。
「先生にこっちの音を聞かせたいから、家にあったスピーカーとipadを繋げてみたけど、どうですか?こちらの音聞こえますか?」
このような問いが子どもたちから出てくるようになるのです(これは実際にあったお子様の発言です)。
③子どものITスキルが上昇する(ソフトウェア)

上記②の情報機器活用能力に加えて、「ソフトウェア活用能力」も必ず上昇します。
「ソフトウェア活用能力」とは、勉強アプリや、創作アプリ、OSなどアプリケーションを活用できる能力のことです。ソフトウェアはまずログイン→ログアウトするところから始まります。IDとパスワードが必要になり、その管理もどのようにするか?求められますね。他にも、ビデオ通話機能を通じて自分の言いたいことを伝えたり、スタンプやチャットなど、言語や表情以外の手段でコミュニケーションしたりするなど、新しい手段を獲得し、目的に応じて使い分けるスキルです。
また、アプリケーションを活用するにつれてアプリケーションの仕組みやトラブル時の問題解決スキルもついてきます。
「先生!このアプリは10問正解すると「◎」のスタンプがゲットできるんだけど、では、1問も正解しなければどうなるんだろう?」
「先生見て!ここに「A」をダダダダと入力して、エンターを押して入力すると、ほら!全部消えます!なぜ?」
「Zoomがあれ?いきなり遅くなりました!どうしてだろう?」
このような問いが子どもたちからでてくるようになるのです(これらも実際にあったお子様の発言です)。
④子どもたちのアウトプットのシェアが容易

オンライン教育では、子どもたちとデジタル教材を使用することが多くなります。そして、このデジタル教材、「シェアすることがめちゃくちゃ簡単」なんですよね。
紙やノートに解いた算数の問題、創作した工作など子どもたちが物理的に作成したものを共有したり披露したりする際は、それを印刷機でコピーしたり持ち運んだりしないといけませんが、デジタル教材であれば、いつでも・どこでも確認したりシェアしたりすることができます。
「先生!さっき作ったこれ、見てください!今送りますね!」「おお!すごい!」
こんな会話が簡単にできます。そして、
「お母さん、これさっき作ったと言って本人が授業で見せてくれました!」とその後すぐにシェアできます。お母様はそれを職場でみたかもしれません。
このように、オンラインで生まれたアウトプットは簡単に確認やシェアをすることができます。
⑤子どもたちの新たな良い面に気づくことができる

これまでオンライン教育支援のメリット4つ述べさせていただきましたが、一番のメリットはこれかもしれません。
この2ヶ月で私はたくさんの新たな子どもたちの一面に触れることができました。画面書き込みできる機能を教えれば、こんなにお絵描きに没頭できるんだ!画面共有のやりかたを教えれば、こんなに共有したいものがあったのね!
(音読の時間に、自分が読む部分をひたすら画面に線をひきながら読み、読み終わったら「一括削除」機能で、一瞬で線を消す)なるほど、こんな風に文章を読むのね!etc..
こちらには書ききれないほどのたくさんの子どもたちの良い面に気づくことができました。これは一番の収穫でした。これらは、オンラインからオフライン(対面)に戻ったとしても十分に生かすことができます。
以上、本記事では、オンライン教育支援のメリットについてご紹介してきました。
このコロナ禍で、これまでよりいっそうオンライン教育の認知とその重要性は高まりました。教育支援の現場では、オフラインに加えオンラインという新たな手段を獲得することができました。オフラインかオンラインか?という二項対立ではなく、どのようにブレンドしていくか?というハイブリッド型の教育支援の在り方が求められています。
KIPPO Academyではデジタル時代に対応できる、デジタルを通して学んでいく子ども達をこれからも積極的に支援していきます。
このBlogではKIPPO Academyの実践記録や様々な情報を発信していきます。
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